「マダイの基本情報」
マダイはスズキ目、タイ科、マダイ属の魚です。
沖縄などの亜熱帯地域を除き日本列島全域に生息している魚です。
おおよそ1年で10cm、2年で20cm、5年で40cmぐらいに成長し、
70cmになるには10年近くかかります。
水深20m前後から200mまでの砂礫底に多く生息しています。
エビやカニなどの甲殻類、タコやイカなどの頭足類、
そして小魚などをエサにしています。
「マダイのポイント」
春から秋は水深10~50mくらい。冬は水深50~150mくらいの
エリアがポイントとなります。
険しい岩礁帯よりも、砂地に小さな根が点在しているような砂れき帯で、
カケ上がりなどの、地形が変化する場所が好ポイントとなります。
マダイが泳ぐ範囲は、海底から中層までが普通ですが、
ベイトの存在によっては、表層近くにまで浮上することもあります。
塩分濃度の変化に弱い魚で、淡水の影響を受けやすい河口などの浅場は好みません。
マダイは低水温も好まず、適水温は、18度~28度ぐらいまでです。
12度以下では、冬眠状態になります。
「マダイが釣れる時期」
3月~5月は産卵のために浅場へと押し寄せてくる桜ダイのシーズン。
6月~7月は産卵が終わり麦藁ダイと呼ばれるシーズン。
9月~10月は秋の紅葉ダイのシーズン。
11月~12月は越冬に備えてマダイが荒食いする落ちダイのシーズン。
真夏と真冬は少し厳しくなりますが、
ほぼ一年に近いシーズン、マダイを狙うことができます。