間違えられない!フィッシング用サップの選び方

「サップの種類」

<私が所有しているインフレータブルボード>

<私が所有しているハードボード>

サップの種類は、大きく分けると、

ハードボードとインフレータブルボードの2種類があります。

私はどちらも所有していますので、

その2種類を実際乗り比べて感じた、

メリット・デメリットをご紹介します。

ここでは、サップフィッシングに使うことを前提としますので、

安定感のない、ウェイブ用やレース用のサップは除きます。

ウェイブ用はマニューバビリティ(操作性)を重視しているし、

レース用はスピードを重視しています。

中途半端なオールラウンドも避けたほうが無難です。

スタビリティ(安定性)を重視している、

クルージング用やフィッシング用についてご説明します。

「ハードボードについて」

ハードボードは、発砲スチロール等の浮力のある軽い材料を成型して、

エポキシ樹脂等のプラスティックをガラス繊維等で強化したFRPで巻いて、

強度を出したボードです。

〇ハードボードのメリット

・フックや魚のヒレなどでパンクしない

・メーカーによる安全性の違いが出にくい

・たわまないのでスピードがでる

・風に流されづらい

・GoProマウント等がつけやすい

〇ハードボードのデメリット

・車によっては積むためのカーキャリアが必要になる

・家の保管場所に困る

・マンションだとエレベーターに乗らない

・重いので持ち運びが大変

・長さの割に浮力が小さい

・比較的高価になる

「インフレータブルボードについて」

インフレータブルボードは、空気を入れて膨らませるボードで

PVC(ポリ塩化ビニール)で作った、ボードの形をした袋の中を、

耐久性の高い無数の糸で、引っ張り合って形が崩れないようにしたものに、

補強のために、さらにPVCを貼り合わせて強度を出したボードです。

〇メリット

・折りたたんで、車の中に積める

・家での保管場所もあまり取らない

・付属のリュックに入れて、電車にも乗れる

・軽いので、持ち運びが楽

・大きくて、浮力も大きい物を選べる

・比較的安価

〇デメリット

・フックや魚のヒレなどでパンクする場合がある

・ライフジャケットが必要

・メーカーによる安全性の違いが心配

・たわむので、スピードをロスする

・風に流されやすい

「まとめ」

ハードボードとインフレータブルボードのメリット・デメリットを、

ご説明しましたが、

どちらを選ぶかは、所有している車や住んでいる家で、

ほとんど決まってしまうのではないでしょうか、

両方のメリット・デメリットをふまえて

楽しんでいただきたいのですが、

どちらを選ぶ場合でも、間違えないでほしいのは、

安定性と走破性が重要ということです。

そこで、絶対にクリアしていただきたいのが、

・長さが10フィート(約3メートル)以上

・幅が32インチ(約80センチ)以上

・体積が200CL以上

この3点です。

できれば、直進性が良いシングルフィンをおすすめします

出艇の時に、海が穏やかで、無風の場合は、大丈夫と勘違いしますが、

いったん波が大きくなると、バランスを取るのが大変になりますし、

急に風が強くなったりすると、ほんとに岸に戻れなくなったりします。

安全にサップフィッシングを楽しむためにも、ボード選びは重要です。